私の通う道場で全日本居合道大会出場選手の稽古があった時、監督が代表選手に伝えていた言葉。
「技術は十分だから後は試合に向けていかに気分を作って行くかが大切だ。」
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)
気分を作る。モチベーションを上げると言うのとはニュアンスが異なる様な気がする。
戦う気持ち。誰と戦うのか。何の為に戦うのか。
隣に居るのはライバルではあれ敵では無い。
では、私の敵は何処に居る。何を斬ろうとしている。
その質問は「お前は何の為に居合を為すのか」と言う命題に帰結し、
いつも無限のループを紡ぎ出す。
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そして、気持ち以前に技術の無い私は、独り途方に暮れ立ち尽くすのであった。
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