長くなった髪を切った。
決して福山雅治が結婚したからではないし、ましてやジュニアが結婚したからでもない。
もちろん麒麟の川島も関係ないし、爆門の田中のせいでもない。(お笑い芸人ばっかりだな…)
そんなことで髪を切るぐらいなら、堀北真希様が電撃結婚したあの時に頭を丸めて出家している。泣きながら…シクシク。
私が髪を切ったのはそんな浮ついた理由などでは無い。
髪を切った理由…10月だから…それだけである。
床屋が苦手だ
床屋での会話が苦手なのである。
「どんな風にします?」
「スポーツ刈りで。」
基本的に会話はこれだけである。
「どんな風にします?」
「前髪はアーで、襟足をコーで、全体をユルフワでウンタラカンタラ…」
「アッ、そこは長めでお願いします。イヤ、もうちょっと短くした方がいいですかね?」
…めんどくさい。
もちろん「福山みたいに…」と一言で片づける事も不可能ではないが、私は私の事を良く知っているし、そう言い放った後はフォローの為にへらへらと愛想笑いをしながらその百倍以上の言葉を紡がなくてはならないのも知っている。
そもそも自分にどんな髪型が似合っているか判らないし、自分がしたい髪型というイメージも無い。
だから半年に1回、「スポーツ刈り」にする為に床屋に行く。後は髪が勝手に伸びていく。
1000円カットの床屋にて
と、言う訳で、普段はシャンプー込みで1900円もする高級理髪店に行っている私ですが、近所に1000円カットの店が出来たので今回初めて行ってみました。
シャンプーも髭剃りも無くて、散髪後は掃除機の親玉みたいなので頭を吸って終わり、と言うお店です。
値段から見ると10分ぐらいバリカンで適当にやって終わりかな、と思っていたら、想像以上に丁寧な仕事で、ざっくりとバリカンで刈った後に鋏できれいに仕上げて貰えました。20分ぐらいかかったかな。
こんなに丁寧にやってて1000円で元が取れるの?とも思いましたが、店内を見ると椅子と鏡が2組あるだけで設備投資は低そうだし、使ったのは鋏とバリカンと霧吹きの水だけで消耗品代もかからないしで意外と利益があるのかも…。
手に職を持っている人は強いな、そんな事をぼんやりと考えながら鏡の前に座っている日曜日の昼下がりでした。リズミカルな鋏の音が心地良い…。
※ちなみに息子(高校生)は3ヶ月に一度、4000円近く払って美容院で髪を切っているそうである。…お洒落さん。
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