SHURE 古いイヤフォンの修理

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愛用イヤフォンのイヤチップがへたってきたので取り替えようと思った。

暫く使っていなかったので、固着したのかなかなか外れない。

ちょっと力を入れて引っ張ったら外れちゃいけない所から外れてしまった。接着剤で止まっていた所が外れた様だ。

おおかた20年近く前に買った物だから寿命かも知れない。

インナーイヤ型ヘッドフォンが出始めの頃に買ったモデルだ。既に型式名も忘れてしまった。当時としてはイヤフォンとしてはチョットお高めだったと思う。

初めてコイツの音を聞いた時は感動した。初代カセット・ウォークマンの音を初めて聞いた時と同じ位感動した。

それまで使っていた耳に引っ掛けるタイプのイヤフォンに比べて圧倒的な静寂性、電車の中でクラシック音楽を聞けるダイナミクスの広さ、そして音の繊細さ。購入した頃は毎週出張で東京に行っていたので、新幹線の中でずっと音楽を聴いていた。

ただ、初期のモデルゆえケーブルが太くて固いので取り回しは悪く、ケーブルが何かに当たって耳に響くタッチノイズは大きかった。ケーブルを耳の後ろに引っ掛ける、いわゆる「シュア掛け」をすればタッチノイズは抑えられるのだが、ケーブルの取り回しの悪さとメガネとの相性の悪さでシュア掛けも面倒臭かった。

それから暫くしてインナーイヤ型のヘッドフォンが主流となり、安くて取り回しの良い物が出回り始めると、出先ではそれらを使うようになり、最近はすっかり自宅専用のイヤフォンになっていた。

と、思い出話はこれくらいにして、現実問題としては寿命だからとこのまま捨てるのも忍びないので、ダメ元で接着剤でくっつけてみることにした。

シッカリくっつく様に瞬間接着剤を使うとして、少し段のある外れ方をしているので固着までに少し時間的猶予のあるゼリータイプを買ってきた。接着面に隙間があると音質的に問題が出ると思うので、少し多めに接着剤をつけて思い切り圧力をかけて固定。

なんとか問題ないレベルでくっついた様だ。

しばらく通勤時の電車で使ってみたが充分に使用できる。音質的にも問題無し。
後何年使えるか判らないけど、もう少し頑張ってもらおう。

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