明石の博物館で「エッシャー100選 だまし絵の奇才が創る無限の世界」が開催されているので行ってきました。
本当は開催されたらすぐにでも行こうと思っていたのだがすっかり忘れていて、終了日前日に思い出して慌てて出かけた次第…。
終了間近だから混んでいるかと思っていたのですが、早い時間に行ったおかげで比較的ゆっくり見ることが出来ました。
(自分が帰るころにはやはり大分混み始めていました…)
エッシャーと言えば「だまし絵」ですよね。
好きなジャンルなので「だまし絵」展的な展示会にも行ったことがあり、エッシャーの作品も何度か見たことがあります。
今回の展示会で良かったのは、エッシャーが「だまし絵」以前に作成していた風景画、人物画、本の挿絵等が見れた事でしょうか。
今回初めてそれらの作品を見ましたが、後期の「だまし絵」ほど線の密度はありませんが、初期の風景画も緻密な線で構成されており、線の濃淡だけで奥行きも表現されていて惹かれるものがありました。
又、だまし絵に至るまでの平面の分割技法についても時系列で作品が展示されており、技術的な進化を見ることが出来て興味深かったです。
全体的にエッシャーの絵を見ている時は、緻密な線の積み重ねとそこに表現される異次元の風景そして緊張感という事で、頭の中にプログレッシブ・ロック・バンド DADAの音楽が流れていたのですが、球体の鏡に映る世界を描いた作品を見た時は乱歩の「鏡地獄」を思い出してしまった為か、一瞬でページェント(初期)の螺鈿幻想の世界に入ってしまいました。
明石公園にて
エッシャー展を見終わってから明石公園を少し散歩して帰ったのですが、球場周りが妙に騒がしい…。
凄い試合があったのですね。
野球には興味ないけど、頑張っている選手たちには素直に声援を送りたいと思います。
コメント