どこでもDoor

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改札を出ると、そこに子供の頃から夢にまで見たあの扉があった。

夢への扉

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実写版のコマーシャルが存在することは知っていたが、実物が開発されていたとは知らなかった。

ノブを回し開けてみたい欲求にかられたが、その扉の向こうが源家の浴室に接続されていた場合、かなりデリケートな問題を内包している事を考慮し、なんとか思い留まった。

いや、扉の後ろにピンクのモモタローが置かれていることを鑑みると、あるいはこの車の持ち主であろう漫画家の人が入っている剛田家の浴室へ繋がっているやも知れず、その場合源家以上の問題を引き起こすであろうは必至であるが、開けてみたい欲望と踏みとどまろうとする理性が0.25秒ほど私の中で鬩ぎ合い、ふと我に返ると朝の通勤ラッシュの雑踏の中でへらへらと鼻の下を伸ばしてにやけている自分の姿を発見するのであった。五十過ぎなのに。

素早く周りを見回し、自らの醜態を誰にも見られていない事に安堵すると、私は足早にその場を離れるのであった。

ということで

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ピンク・クラウンの実車は初めて見ましたが、テレビで見ているより落ち着いた感じの色合いです。
ピンクの車体に青いエンブレムってのが良い感じです。

とはいえ、知り合いがこの車で登場したらドン引きですけれど…。

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