昔はシルバーアクセが好きで指輪とかブレスレットとかを身に着けていたのだが、居合を初めてからはなんか邪魔臭くなって一切着けなくなっていた。
同じ頃から腕時計も着けなくなった。
決して老眼で時計の文字盤が見えづらくなったからでは無い。
カッコイイと思って買ったスモールセコンド付きの腕時計に至っては、何処に針があるかすら判らなくなったが、決して老眼で腕時計を見ても時間が判らなくなったからでは無い。断じて無い…はず。
と、言いつつ…。
携帯とかスマホがあるので時間の確認は困らないのだが、冬場は厚着でポケットからスマホを取り出すのも面倒になるので腕時計を復活させることにした。
以前使っていた腕時計は10年近く使っていなかったので電池切れで動かなくなっていた。
そこで、亡くなった爺さんの形見分けとして貰った時計を復活させることにした。
手巻の古い時計で、貰った時には既にベルトが壊れていたので今まで一度も使った事が無かったのだが、ゼンマイを巻きながら1週間程テストした所、ほぼ時間の狂いも無く動き続けてくれた。
ネットで調べたら大して高価なものでは無く、どちらかと言えば安物の部類に入るような時計なのだが、貰った時からでも既に15年以上はほって於かれたのにゼンマイを巻けば正確に時を刻み続ける。
ベルトが壊れていたことから考えるに爺さんも暫く使って居なかったのだろう。
だけど、手をかければ答えてくれる。シンプルゆえに愛着を感じる。
壊れていたベルトを交換して使うことにした。

ベルトは思いっきり安物だけど、勘弁してね。
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