この季節としては蒸し暑い一日、講師として福岡の迫野範士をお迎えして居合道一般講習会が行われました。
迫野先生の講義
午前中は迫野先生の解説、そして本年度の全日本居合道大会兵庫代表の先生の実技による制定居合の講義が行われました。
お話の中心は、「私の居合はどうだろうか?と自問する稽古をする」という事だと感じました。
例えば、
「あの人は振りかぶったとき切先が下がっている。ならば、自分の切先はどうなっているのだろうか?」
「後ろ足が撞木になってはいけない事は知っている。ならば、本当に自分の足はどうなっているのだろうか?」
「先生に指摘された事は注意しながら稽古している。しかし、本当に指摘にそった正しい姿で稽古しているのだろうか?」
…自分では、正しい稽古をやっているつもりでやっているんですよね。誰も間違えていると思いながらやっている人はいないと思います。
でも、改めて自分の居合を見なおした場合、本当に正しいことをやっているのか?
そんな観点で稽古を見直すことも必要なことだと感じました。
段別の実技指導
午後からは段別の実技指導がありました。
五段以上が迫野先生。以下の段は県内の八段先生による制定居合の指導が行われました。
その後、質疑応答の時間を設け、最後に全員で制定居合12本を先生の前で抜いて終了。
一日ではありますが、充実した稽古が出来ました。
お世話になりました先生方、ありがとうございました。
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