普段は居合関連の本ばっかり読んでいる私ですが、たまには仕事関連の本も読んでいるのですよ。
ITインフラ監視[実践]入門
本屋で見かけて面白そうなタイトルだったので買ってみました。
入門者向きの解説書です
この本の想定対象者として、本書には
[note]・ITインフラ、とくにサーバを管理しなければならなくなったサーバサイドソフトウェアエンジニア
・ITインフラを担当することになった新任ITインフラエンジニア
・ITインフラの監視に感心のあるアーキテクト、プロジェクトマネージャ[/note]
と書かれているのですが、全くその通りで、今までインフラの監視をしたことのない人が何かの弾みでITインフラ業務をしなければならなくなった時、監視の基本的な考え方から理解出来る本だと思います。
実際、私もなしくずし的にシステム関連の業務に携わり、いつの間にかシステムの監視系の仕事をしている訳で、もっと早くにこの様な本があれば良かったのに、と思う次第です。
この手の本のジレンマ
但し、この手の本にはジレンマのような物があって、内容を深く掘り下げようとすれば個々のシステムの個別的な内容に踏み込んまなければならず、汎用性が無くなってしまいます。
かと言って、個別の内容に踏み込まなければ表面的な概論の様な内容になってしまい、チョット物足りない様な内容になってしまいます。
この本は基本的に概論とそこに少しの具体的な内容をプラスした様な構成になっており、読んだからと言ってすぐにインフラ監視が出来るようになるものでは無く、インフラ監視とはどのようなもので、どのような思想で設計・構築・運用すべきかという事が書かれています。
タイトル通り「実践入門」偏です。
私の様に「なんか知らんけど、いつの間にかシステムの運用やらなくちゃいけなくなっちゃた」人にはお薦めです。
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