目釘を点検したところ傷というほどでも無いのですが、茎のあたる辺に少し溝が出来ているようなので交換する事にしました。
目釘の作成
以前、何かの折に濃州堂でサービスしてもらった更の目釘をカッターナイフで少しずつ削り出していきます。
左が更の状態の目釘、右が削り終わった物です。
元の目釘と見比べながら大まかなサイズに削って、後は現物の目釘穴に入れて引っかかる所を少しずつ削っていきます。
削りすぎてスカスカになると具合が悪いので、少し削ってはチェックし削ってはチェックしを繰り返しピッタリのサイズに仕上げます。
以前目釘を作った時は、もっと長い竹の棒を使用したので手で持って削る事が出来たのですが、今回の物は元が短いので持つところが無く意外と苦労しました。
結局、仕上げるのに20分位掛かったでしょうか。
柄の手入れ
目釘を新調したついでに柄の手入れも。
水で濡らして固く絞った手拭いを指先に巻いて、柄糸の方向にそって掃除します。
手拭いにビックリするぐらい汚れが付きますよ。思った以上に柄糸が汚れています。
手拭いの場所を変えながら汚れが付かなくなるまで掃除して、最後に乾いた手拭いで水気を拭き取ります。
後は組み上げて完了。
柄の手触りも良くなったし、明日の稽古が楽しみだ。
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