居合道虎の巻 2018

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「居合道虎の巻」が久しぶりに発刊されたとの事で購入しました。

居合道虎の巻2018

今号は、今年8月ごろの例の騒動に関しての記事があり、それに伴う古流居合と制定居合の関わりあい方についての言及が多く見られる感じでした。

過去の号はどちらかというと初心者よりの入門編的な記事が多かった気がするのですが、今回は高段者、特に八段を目指す方への居合への取り組み方を示唆するような内容がありました。(もちろん制定居合12本の基礎的な解説も有ります)

範士の御言葉

「審査員はここを見ている」という記事が特に読み応えがあったように思います。

京都のM範士、岡山の合宿で何度か御教授を頂いたことがあります。
教え方はいまどき珍しいスパルタ・スタイルで、私なんぞは付いていくのがやっとなのですが、武道である以上、やっぱり厳しさは必要であるなと思い知らされています。

道場に帰ってもその厳しさを維持しようと思っているのですが、いつのまにか元のぬるま湯に戻ってしまっており、今回のお話を読んで、改めて自分の稽古を見直して見ようと思う次第です。

書店販売無し

実は、この本の発売を知って、いくつか書店を回ったのですが見つけることが出来ず、ネットでの購入となりました。

購入後、編集後記を読んでみると、この本は「書店では販売しないスタイルをとった」との事で、道理で書店では見なかったはずです。

元の出版元であるスキージャーナル社が倒産し、新たに起こした日本武道出版社より発行となったことに起因するらしいのですが、どのような販売形態であれ居合道の本が出版されるのはとても嬉しいことです。

競技人口の少ない居合道の本を出版するのは大変なことでしょうが、これからも定期的に出して頂けるよう応援したいと思います。

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