現在乗っている車(軽自動車)は完全に実用の道具なので、特にカスタマイズしたり金を掛けたりしようとは思っていない。
ただ、一点だけこだわっている所がある。
それがこちら。
MOON EYES
MOON EYES のハンギング・ボールである。
購入してから既に20年以上経過していると思う。このデザインが大好きでずっと車に付けていた。
(上の写真は以前乗っていた車に付けていた頃の物だ。)
彼は20年以上、昼間は直射日光に晒されながら、閉じ込められた狭い車内で夏の猛暑にも冬の極寒にも耐えてきた。
そして、数日前に力尽きた。
しばらく前からすでにプラスチックが劣化して罅が入っていたのであろう。ふとした弾みに手が当たってしまっただけで本体がパックリと割れ、紐から外れて転げ落ちてしまった。
最初は一つだけだった。
相棒がいなくなり一人ぼっちになってしまった彼は、僕が車を運転するとさびしげにユラユラと一人で揺れていた。
それでも良いと思った。一人になっても良いじゃないか、君が消えてしまった訳じゃない。
数日後車に乗ると、そこには何もない凧糸だけがルームミラーの下に揺れていた。
家人が運転している時に割れて落ちてしまったらしい。
サヨナラ
完全にサヨナラだね。最期にも立ち会えなかったよ、20年も連れ添ったのに…。
君が完全にいなくなった。僕はどうしたら良いんだ…。
例えば、満車状態のスーパーマーケットの駐車場。
同じような車が2台並んで停まっていたら、僕はどっちの車に乗れば良いんだ。
答えを教えてくれたのはいつも君だったね。
ただ、そこに居て、じっと僕が帰ってくるのを待ち、そして導いてくれた。
でも…もう君は居ない…。
ナンバーぐらい覚えとけ
自分の車のナンバーぐらい覚えておけよ、って話なんですけどね。
イヤー、なんでかしら車のナンバーって覚えられないですね。
実際、自分の車が分からずに似た様な余所様の車に近寄って行ったことも何度か…。
同じハンギング・ボールを買おうと思ったのですが、既に生産されていないみたい。
=>ムーン・アイズ公式ホームページ
しょうが無いから、似た様なデザインのアンテナ・ボールで自作しようかしら。
僕が MOON EYES のデザインを好きなのは、古き良き時代のアメリカを感じさせてくれるから…。
そんなアメ車好きだった僕の、かつての愛車達…。
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