お盆に帰省した時、実家の近所の河川で燈籠流しが行われるということだったので見に行ってきました。
ゆっくりとした時間
少し早く出かけ日没前に川に架かる橋の上に陣取り、ゆっくり流れる水面を見ていました。
近くの広場で盆踊りも行われており、スピーカーから民謡が流れてくるのが聞こえています。
地方の田舎町のさらに小さなお祭りですので人出も少ないのですが、それが却ってゆっくりした時間の流れを感じさせ落ち着いた気持ちになれます。
日が暮れてから
太陽が沈み辺が暗くなると、いよいよ燈籠流しの始まりです。
灯篭を積んだ船が少し川上まで上り、ゆっくりと一つづつ灯篭を水の上に置いていきます。
一つ一つに魂を弔う気持ちが込められ、ゆっくると流れていく灯りに厳かな気持ちに…ゆっくりと流れていく…ゆっくりと…、アレ?、流れてない?
ウーン、きっと上げ潮の時間なんですかね。海に近い場所ですし…。
しかも川下からかなり強めの風が吹いているので、軽い灯篭は流れもせずにその場に留まっています。
最初は一箇所に留まって灯篭を流していた船ですが、燈籠が流れないので、船のほうが川下に移動しながら灯篭を下ろすことにしたようです。
これはこれで良いか
本当は流れていく送り火を見送る物なのでしょうが、流れない灯篭も風流な物です。
ずっと水面に映る幻想的な灯りを見ていることが出来ます。
「プリンスも初盆だね」
ネットで見かけたそんなフレーズが頭から離れない、夏の今日この頃です。
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