姫路の駅前に大きなシネコンが出来たためか、相次いで老舗の映画館閉館のニュースが入ってくる。
そんな映画館の一つ「姫路大劇シネマ」。通りすがりに外から写真を撮ってきた。
見るからにレトロな味のある入口である。
そして建物には…キング・コング…チープだ。だが、それが良い。
設備の整った3Dのシネコンも良いが、こんな映画館の方が落ち着いて映画が見れそうだ。
と、言いながら、私が最後に映画館に行ったのは何年前だったろう?最後に行ったのは「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」だったか…。
もう、十年も前になるのか。
実は、私は映画館が苦手なのである。
映画館が苦手な訳は…
私が映画館が苦手な理由、それは最近の映画は「音が大きすぎる」からなのだ。
確かに迫力のある映像には迫力のある音が必要であろう。又、映画の世界に没頭するためにも、館内の雑音に負けないだけの音量も必要であろう。
だが、私には音が大きすぎて、うるさくて、それが気になって映画に没頭出来ないのだ。
特に5.1チャンネルのサラウンドとかになって後ろから音が聞こえるようになると、映像は前にあるのに後ろから音が聞こえるという不自然さも気になってしまい、ますます映画に没頭できなくなる。
どうやら私の聴覚は昭和の時代に取り残されていて、新しい世界にはついて行けない様だ。
まぁ、見ていればそのうち耳が慣れてきて、最後の方では音の問題は気にならなくなるのだが…。
昔は良く映画に行ったのに
昔は良く映画館に行っていたのですよ。
昔と言っても学生時代、30年前の話です。学生時代を過ごした街には名画座と言って、少し前の映画を3本立てで500円とかで見ることの出来る映画館が有りました。
当時は入れ替えなんて無かったので、一度入場すれば朝から晩まで同じ映画を何回も見ていました。
思い返せば、映画館に行かなくなった決定的な理由は「入れ替え制」が始まったからなのかも知れません。
映画って一回見ただけで解りますか?
人物の相関関係を理解したり物語の伏線を回収したりする為には、やっぱり2回以上は見たいんですよね。
そうなると、同じ映画に2回以上お金を払うならDVDが出るまで待とうか、最近はTVの画面も大きくなったし、とか思ってしまうのです。
そして段々と映画館から足が遠のいて行った様な気がします。
映画が嫌いな訳じゃないんですよね。
きっと次に映画館に行くのは、又、「スターウォーズ」になると思います。
私の耳は新しい音に馴染むことが出来るのだろうか…。
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