来る審判講習において受講者は自身のMy審判旗を持参せよ、との御達しがあった。
もちろん、普段の日常生活において審判旗を振るようなシチュエーションには仲々に遭遇しない為、不覚にも審判旗の準備を怠っていた私はアタフタとインターネットの海を彷徨い、何時もの武道具特に居合道に造詣の深い京都の武道具屋に辿り着いた。
どれどれ……
【寶船】黒檀(コクタン)製審判旗・審判旗袋セット 14,300円
……なんだ、この値段。
ブルジョワか?審判旗を持つのはブルジョアの特権なのか?庶民は割り箸に紅白のハンカチでも挟んでおけばよい、と言う事なのか?
あまりの値段に我を忘れて取り乱してしまったが、よくよく見てみると
帆布製 審判旗袋 ボタン型+紅白審判旗(チーク材)セット 2,750円
という、お財布に優しい商品もあるではないですか。
有難う、庶民の味方、東○堂さん。
どうせ買うなら持ち手に名前の刻印を入れちゃおう。ついでだから袋の方にも名前刺繍を入れようかな。結局、3千円を超えちゃったけど、庶民にもこれ位の贅沢は許されるよね。
と言うことで、無事My審判旗の購入が出来ました。
なんか納期が結構長くなっているけど、巷では審判旗が流行っているのかしら?Cancamで「今年の春のトレンドは審判旗を持って街に出よう」とか特集されていたりして。
後日、
「講習に審判旗を持参する様に言ったけど、持って来るのは六段以上ね」
という新たな御達しに接するにあたり、私の手元には暫く使い道の無い名前入りの審判旗がハタハタと春のなまぬるい風に旗めくのでありました。
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