映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」

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久しぶりに映画館に行った。

最後に映画館で観たのは「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」だったと記憶している。何年振りの映画館になるのだろう、おそらく15年は経っているであろうか。

今回行った映画は「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道」という作品だ。

森山大道という人は僕が最も好きな写真家、いや、大道しか好きでは無いと言っても過言では無いくらい好きな写真家だ。

彼のプロフィールや写真については映画の公式HPに詳しいのでそちらで見て頂きたい。その「アレ・ブレ・ボケ」と言われる一般的には駄目写真の条件が揃ったモノクロ写真の有無を言わせぬパワーを感じて貰えると思う。

僕が、ずっとへたくそなハイコントラストの白黒写真を撮っているのも彼の影響なのだ。

本当の事を言いうと「森山大道」と言う名前を知ったのはここ数年の事だ。

けど、思い返してみれば、高校の写真部にいた時代から粒子の粗いハイコントラストな白黒写真が好きだった訳で、当時(70年代の終わり頃から80年代にかけて)大道の名前は知らなくても、彼の写真は絶対目にしていたはずだと思っている。

映画の方は、普段目にすることの出来ない巨匠のストリートスナップをする姿、一冊の写真集ができるまでに関わる人達の熱い情熱、そんなものが見れて面白いドキュメンタリーだった。

しかし、久しぶりに映画館で見ると思った以上に疲れた。自宅でdvdを見ている時等はちらちらスマホを見たりして息抜きをしながら見れるが、暗闇の中で2時間それだけに集中して見ていると目も精神も緊張状態が続いて休まる暇が無い。

映画が終わった後は、当然、映画館のある新開地方面をスナップ撮影しながら歩いたのだが、家に帰るとそれも含めて思った以上に身体と神経が疲れていて、そのまま寝てしまった。

萬人にお薦めする映画では無いが、見て頂けると新しい発見があると思うので機会があれば是非…。

映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』公式サイト
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