居合と呼吸と肺活量

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(七)呼吸

各技に移るときは原則として三呼吸目を吸い込んだときに動作を始める。各技を一呼吸で終えることが望ましいが、さもなくば敵に呼吸を悟られないようにすることが大切である。

全日本剣道連盟居合(解説)より
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「各技は一呼吸で行うのが望ましい」という事で、各業を抜く時に「ア~~~~」とか「イ~~~~」とか発声しながら動作を行う稽古方があります。

※注)発声を脳内で再生する時に「壇蜜」の声で再生すると変な方向に行っちゃうので、藤岡弘、か藤岡弘、に成り切った関根勤辺りでお願いします。

ところが私、これがまったく出来ません。

制定居合の一本目「前」なら少なくとも3回は息継ぎしないと声が続かないのです。

呼吸を完全に止めてしまえば、少なくとも息継ぎをせずにやり通す事は出来るのですが、人間の体と言うのは、息を吐き出す時(呼気)に副交感神経が活性化して筋肉がリラックスするように出来ているらしく、呼吸を止めるというのは武術的に正しく無い様な気がします。

健康診断

この前の健康診断の時、「呼吸機能の検診」と言うオプションがあったので自腹で追加料金を払って受けてみました。

先日結果が郵送されてきたのですが、見てびっくり。肺活量が3000cc切ってました。

私の身長なら肺活量の必要最低ラインは3800ccとの事。

約1リットル足りません。
牛乳パック1本分です。特売なら148円です。

そりゃ、息が続かないわけだ……。

肺を鍛える

もちろんこのままでは、居合的にも人間的にもダメなので何とかしなくちゃいけません。

ネットで呼吸器系の鍛え方を調べました。

イメージ的には、肺活量を増やしたいのだから、思いっきり息を吸う訓練をすれば良いかと思っていたのですが逆な様で、しっかり息を吐き出す訓練をした方が良いそうです。

たしかに、しっかり吐き出したら、吐き出した分は肺に空気が入りますものね。

ペットボトルを銜えて息を吐き出すという訓練方もありましたが、道具も使わずお手軽な方法として口をすぼめて抵抗を掛けながら息を吐き出すだけでも効果があるようです。

マァ、健康診断で駄目出しされた所は他にも多々あったのですが、普段の生活の中で鍛えられる所から鍛えて行きましょう。

元気じゃなけりゃ、居合もできませんから。

あ、ちなみに居合の稽古中に私が口を窄めて息を吐き出していても、口笛の練習をして遊んでいる訳ではないので其処の所お間違えなきよう皆様にお願い申し上げます。

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